名前、呼んでよ
「花火、綺麗だったね、白原君!」
「うん、そうだったね。……今日はもう遅いし、そろそろ帰ろうか。」
「あ、待って…。」
「ん?まだ何かあるの?亜貴ちゃん。」
「……っ白原くんの意地悪!私が名前で呼ばれると固まるって解ってるくせに!」
「そんなことないよ。亜貴が固まるのが悪い。」
「ちょっ…不意打ちなんてずるいよ!」
「ずるくないよ、可愛いなぁ。」
「ほら、また!」
「ねぇ、俺のこと、名前で呼んでよ。」
「…え?っていうかものすごく近いよ?」
「…俺のこと、嫌いなの?」
「うぅ…。」
「こっち見て、ちゃんと答えて。」
「……好き。」
「俺もだよ、亜貴。」
「あ…」
「ほら、亜貴も。呼んで?」
「………尋也。」
「…っぷ。何の御用ですか?」
「〜〜っ仕返ししてやる!」
「へぇ、どうやって…!!」
「……こうやって。」
「キスくらいで俺がひるむと思ってるわけ?」
「もういい!帰る!」
「はいはい、じゃあ帰ろうか。」
「…大好きだよ。尋也。」
「……俺も。」
+End+
+一言コメント+
白原くんはもっとSだと思います(何
台詞だけだと話の流れがわかりにくいですね、気をつけます。
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